歯の表面や歯と歯の間に付着した汚れ(食べかす)と、それをエサにして増殖した細菌のかたまりから「毒素」が排泄され、その毒素によって、歯が溶かされると虫歯や歯ぐきに炎症を起こしたり、歯を支えている骨が溶かされると歯周病になります。
お母さん、お父さんからお子さんへの食べ物の口移しによる虫歯菌の感染を起こすことがあります。離乳食への転換期に、お子様に柔らかく噛み砕いた食べ物を口移しで与えると、食べ物と一緒に虫歯菌も移してしまうので、お子様が虫歯になったり、虫歯になりやすい状態になったりします。
虫歯は、虫歯菌の定着による感染ですから、定着して感染を起こしている限り、自然治療はあり得ません。しかし、目で見えない様な小さな感染は、その都度、唾液中の修復作用により修復されています。小さな虫歯は早期のうちは、豊かな健康な唾液により修復されます。
親知らずは、いちばん奥に生える歯で、歯磨きがしにくく、そのために虫歯になりやすい歯です。歯の形そのものが複雑な形をしていて、生え方も横になって少ししか顔を出していない時もあり、歯磨きが出来ず虫歯になったり、歯肉が汚い食べかすのために腫れたり痛んだりします。もちろん、抜かなくてもいい親知らずも有りますから、悩む前に先生と相談して下さい。
歯の中には神経や血管の入っている空洞(歯髄腔)があります。 虫歯が進行すると、その空洞の中にまで細菌の感染が及びます。歯の神経が、細菌によって汚染されると炎症を起こし激痛を発します。硬い歯の中で起こった炎症は飛び上がるような痛みとなるのです。 また、感染してしまった神経は除去するしか、現在では処置の方法がありません。
成人の80パーセント以上の方が歯周病に罹患していると言われています。 歯周病は歯を支える歯周組織を破壊する病気で、初期には自覚症状がほとんどなく、気づかない間に進行していきます。 歯周病の進行度は、歯肉を見ただけでは判断できないので、歯槽骨の破壊状態をX線写 真で確認します。歯周病の原因は細菌の塊(プラーク)で、歯周ポケットにプラークがすみつくことで歯周組織に炎症を起こします。 歯周病は長い年月を経て進行している為に、治療には少し時間がかかり、患者さん自身の磨く意識が大きな要素を占めています。
歯ぎしりについては諸説がありますが、当医院では精神的なストレスと関係があると考えています。 人間の体はストレスに対して自律神経系、内分泌系、免疫系などにより調節、適応をしようとしています。歯ぎしりは(ブラキシズム)ストレスを緩和する意味でも睡眠時に起こる放散運動と考えています。ですから、歯ぎしりを止めることはストレスを溜め込む原因にもなります。 むしろ、歯ぎしりによる弊害(あごの痛みなど)を防ぐことを治療の主としています。
歯の並びが悪いと見た目にもよくないのはもちろんですが、歯ブラシが届きにくい部分ができてしまうために、虫歯、歯周病にもなりやすくなります。 歯が重なっている部分はどうしても磨き残しが出てくるからです。糸ようじ(デンタルフロス)を使ってケアを行うことをお勧めします。 また、歯並びが悪いことによって噛み合わせにまで影響することもよくあります。
歯のクリーニングは歯についた汚れ(タバコのヤニ、茶渋、歯垢、歯石)を取り除き、歯周病を予防するとともに、口臭の予防のために行います。歯自体の色は変わりませんが、タバコのヤニで汚れている方は歯の本来の白さに驚かれます。 ホワイトニングは歯自体が色の変化を起こします。汚れがついていないのに、なんとなく歯が全体的に黄色いという方はホワイトニングでずいぶんと色が変化します。
歯を削ることなく、薬品(過酸化水素、過酸化尿素)で歯質に入り込んだ色素を分解して歯を白くすることです。
ほとんど白くすることが出来ますが、かぶせ物、詰め物は白くなりません。 若年期に薬の副作用で強く変色したものは白くしづらく、加齢に伴う変色はエナメル質、象牙質の崩壊の程度により白く出来ない場合もあります。
メンテナンスにもよりますが、おおよそ2〜3年くらいです。ホワイトニング直後は着色しやすいので、カレー、ワイン、紅茶等色素の強い食物は避けてください。
虫歯や歯周病の原因の一つにプラーク(ネバネバしたお口の中の細菌のかたまり)があります。歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目、歯並びの悪いところのプラークは毎日きちんとブラッシングしていても完璧に落とすことはできません。そこで自分自身でのブラッシングに加えて、診療室での定期的なお口の中のおそうじが必要なのです。それがPMTC!!
歯磨きは絶対必要です。きちんとした歯磨きと規則正しい食生活を実行したうえでキシリトールを使いましょう。
キシリトール効果でプラークがサラサラになって落としやすくなり、歯磨きの効果 があがります。
効果的な分量の目安は、粉末の場合5〜10g、ガムの形だと3〜10個になります。食事やおやつの後に摂るようにすると効果的です。
お年寄りや歯を治療中の患者さんのように、ガムをかめない人もいます。そんな場合には、ゆっくりなめて溶かすキシリトールのタブレットがおすすめです。効果 はガムもタブレットもほぼ同じです。
歯磨きの前でも後でもキシリトールの効果は同様です。生活に組み入れやすい方法を選ぶとよいでしょう。
キシリトールは、虫歯の原因となる酸をつくらないので、夜寝る前に食べても大丈夫です。でも、基本的には「寝る前の歯磨きの後は何も食べない」という習慣が一般 的なので、歯磨き前に食べた方が習慣にしやすいでしょう。
100%のキシリトールガムを1日3回食べたとして、プラークが減るのは1〜2週間後です。3ヶ月ほど続けることで、虫歯になりにくい状態になります。
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